ちなみに私の母は、決して歯は丈夫なほうではありませんでしたが、85歳で亡くなるまで28本、すべて自分の歯でした。
母には3人の姉弟がいますが、私が診る事が出来ませんでした。残念ながら3人とも殆んど自分の歯は残っていません。
「医者を選ぶも寿命のうち」という言葉があります。至言だと思います。建物を造るとき、あるいは修理をするとき、目の前だけのことに惑わされることなく、将来を見通して最善の方法をとらねばなりません。
当医院では、常に先を見据えて、何がその患者さんにとって最良な方法なのかと言うことを考えながらお付き合いさせて頂こうと心がけているつもりです。
もちろん治療とは、決して永久的なものではありません。しかし、より確かな治療とメンテナンスにより、少しでも長く歯の寿命を延ばし、噛むことの機能を高め、皆様の御健康のためにお役に立てれば幸いと思っています。